水無月
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●2008年6月30日 超仕上げ鉋盤
リュウゾー出産でバタバタしてて書き忘れました。先日13日、我が工房にも新顔が仲間入り! 超仕上げ鉋盤  (ちょうしあげかんなばん)。いつもお世話になっている 井上木工機械 さんにお願いしてありました。 いつもありがとうございます。
もうずーっと欲しかったのだが、なんとなく踏ん切りがつかなかった。井上さん曰く「どこの工房も、超仕上げは一番最後だね。」  へーっ、やっぱりそうなんだ。ワシもあぶく銭でも入ったら買いたいなぁ、くらいに思っていた。あ、もちろんあぶく銭入ってません。
そういう機械なんです。でもあると非常に助かる。もう連日大活躍。必要なくても木っ端を機械に通しては、ピロピロ〜と、美しい 鉋屑出して遊んでる。
最近とみに思うのだが、ワシ「機械オタク」かも。機械磨いたり、眺めたりしているだけでもう幸せ。大して調子悪くなくても、 すぐ機械の整備を始めてしまう。ネジはめたり外したり、油注したり・・・。手が機械油まみれになるとなんだか 「ふー、今日も仕事したなぁ」と出てもいない額の汗をぬぐいたくなる。
次はなんの機械買おうかなぁ〜。

●2008年6月28日 カツラ食卓

たまには仕事の話。
注文していた木材を引き取りに、近所の製材屋へ行く。現在注文いただいている<食卓>の材料だ。材はカツラ。板に挽いてみるまで どんな木目か分からなかったので少々不安だったが、さすがこの道ナン十年の職人さんの言うとおり、素晴らしい板目だった。
どんな食卓になるか、請うご期待!

●2008年6月25日 オヤジ冥利

これを「至福」と言わずしてなんと言う。この時のワシの顔は誰にも見せられませ〜ん。

●2008年6月23日 日刊 タイゾー

おいみんな!きょうはたいたいのあいしゃで、ツーリングだじょ。
うそだじょ。ほいくえんのかえりみちだじょ。まいにちとうちゃんがじてんしゃでおくりむかえしてくれんだ。 おくたまには「のぼり」か「くだり」のみちしかないんだ。とうちゃんは「のぼり」のときは「ヨイトマケのうた」。「くだり」 のときは「マッハゴーゴー」をうたうんだじょ。たいたいもおぼえちまったじょ。
みんなみえるか。にじだじょ。たいたい、はじめてみたんだ。きれいだなぁ。

●2008年6月22日 タキ家 陣中見舞

群馬のタキ家へ陣中見舞いに行ってきた。果たして陣中見舞いになったか?邪魔しに行ったか?仕方ない、今会わなければ しばらく会えないのだから。
来月の渡加(カナダ(加奈陀)行き)を控え、引越し準備に大童(おおわらわ:ワシの好きな単語の一つ)。 その大変さ、想像に難くない。群馬に越して来て二年。落ち着く間もなく子供が産まれ、ようやくこの環境にも慣れてきただろうか? というこの時期。今度はあろうことか海外への引越し。
ワシらも二年前、今のカナエちゃんと同じくらいだったタイゾーをおぶったり柵に閉じ込めたり、段ボール箱に入れたりしながら 引越しの荷造りをしたっけ。子供にとって親がバタバタしているのはお祭りも同じ。大はしゃぎで箱詰めした荷を片っ端から出していた。 本当に麻酔銃が欲しくなった。今のエミケンに再び引越しをする力も経済力も皆無。想像することすらできない。
それを今まさに遂行しているタキ家。かなえちゃんは興奮して昼寝どころか夜も寝てくれないらしい。しかしそれもこれも夢を実現 させるためなのだ。きっといつかこの時期の出来事を酒の肴に飲める時が来るよ。それを心の支えに頑張れ!
ワシも及ばずながら手伝わせてもらい、本日の目標作業を終了。タキ家一押しの焼肉屋に行き乾杯した。かなり味のある夫婦二人 で営む、素朴を絵に描いたような裏路地の焼肉屋。見た目とは裏腹、いや焼肉屋に限ってはこういう店のほうが美味いのだ。 だから見た目通り美味くて激安。あんなに美味いをタン塩あんなにたらふく食ってもいいのだろうか?そしてホルモンも絶品! 焼肉屋でカルビを食べなかったのは初めてでは?店的にはカルビ注文して欲しいんだろうな。ああ、初めて会ったときが見納めなんて。 この店のためだけに群馬に来てもいいくらいだ。
心が満たされると口も滑らかになる。なんだか気持ちよく話ができた。いい話をたくさんした。家に戻っても余韻覚めやらず、 ダンボール箱に埋め尽くされた部屋で二次会。「ダンボール・バー」。あまりに気持ちよく、 久しぶりに翌日に残る酒を飲んだ。
タキさん、マリちゃん、かなえちゃん、もうひと踏ん張りだ!頑張れ!!夢の加奈陀生活のために!

●2008年6月16日 エミリュウ 退院

エミさんとリュウゾーが退院してきた。エミさん、お疲れさん。やり遂げましたな。素晴らしい作品ができました。
タイゾーの時はひと月ほど実家に里帰りしていたが、二人目となるとそうもいかない。しばらくは双方の母親が交代で家事を手伝いに 来てくれる。主にワシとタイゾーのエサ作りですな。ありがたいことです。
タイゾーがなかなかのお兄ちゃんっぷりを発揮し驚いた。エミさんがおっぱいをあげているのを見て「タイゾーくんもおっぱいあげるー!」 と上着を脱ぎ始める。哺乳瓶で乳をやれば「タイゾーくんがあげるー!」。やらせてみるとこれがまた上手くやるもんだ。 エミさんのお腹に赤ちゃんがいると分かってから、保育園でも人形相手に赤ちゃんごっこをしてたようで、おっぱいあげたり おんぶしたりしていたようだ。予行練習してたんだな。父ちゃんよりエライよ。タイゾー、弟はまかせたぞ!

●2008年6月15日 結婚 おめでとう!

友人 エリカちゃん の結婚披露宴に行ってきた。彼女には本当に幸せになってもらいたかった。ほんと、頑張ったよ。 大変だった出来事すべては、この日の為の「お膳立て」だったんだね。うむうむ、理解できた。ワシが言うこっちゃないが 「アイシンさん、ありがとう!」という気持ちでいっぱいです。
いろはちゃんも大きくなったね。そりゃそうだ、タイゾーと同級生だもんね。美人母子ですな。
まだリュウゾーと同級生いけるんじゃない?みんなで奥多摩にも遊びに来て下さい。本当におめでとう! 

●2008年6月14日 お見舞い 二回目

再び病院に行ってきた。エミさんからのメールによると「病院はこの上なく退屈。お見舞いが唯一の楽しみ。」だそう。 しかし今日は忙しかったようだ。エミ姉一家、サヤカちゃん、慎さん一家、茜ちゃんレオ君がお見舞いに来てくれた。 ありがたいことです。
先日の「ロミオとジュリエット事件」があったので、今日はとっても気が重かった。だからタイゾーには病院にいく前に 「今日またエミちゃんの病院行くけど、どうする?」と聞いてみた。「行きたい」と言う。そりゃそうだ。 「エミちゃんはまだお腹痛いから今日も帰ってこないよ。」と言うと、「分かった」と言う。信じるしかない。
お見舞いの人たちが帰って、タイゾーの独占時間になると、逆にエミさんのほうがタイゾーにいちゃついていた。 そんな姿を眺めるのは、父として、夫として悪くない。「家族っていいなぁ」としみじみ思う瞬間である。
ひとしきりファミリータイズしたあと、お別れの時間。皆の脳裏に同じ不安が走る。そして本日の「その時」。
タイゾー:「エミちゃんきょうはバイバイだよね。」
これで泣かずして、なにで泣くか!ワシはもう、タイゾーをグチャグチャのグッチョングッチョンにしてやりたくなった。 二日間で大きく成長してしまった。嬉しいような寂しいような。こうやってタイゾーは人生のワビサビを学んでいくんだな。 弟作ってやって、本当に良かった。タイゾーは最後まで立派な態度を貫き、無事家まで帰れた。タイゾー、えらい!
写真:サヤカちゃんが撮ってくれた、最高傑作!ありがとう。宝物です。

●2008年6月12日 タイリュウ 初対面

ワシ母とタイゾーと共に、エミリュウが入院している病院へお見舞いに行った。関係者最大の関心事は「タイゾーの反応」。 タイゾーは久しぶりにエミちゃんに会えるのでとても嬉しそうだ。道中も大はしゃぎである。「ああ、この最高に上がった状態から、 叩き落とされなければいいが・・・」。 父の心配をよそに息子ははしゃぐ。
病院についてまずエミさんに会う。おお、妻よ、良く頑張った。タイゾーは?もちろん喜びを隠さない。しかしなにか感じ取って いるのか、変にイイ子である。じゃれつきたいところだが、この場の雰囲気がそうさせないようだ。ヤツはヤツなり、小さい胸で いろいろ考えているんだね。カワイイヤツ。
そしてリュウゾーとの初対面。大方の予想は「あまり関心を示さない」だったが、さにあらず。 「あー、あかちゃんまん。かわいいー!」。凄い可愛がりっぷりだ。「ちゅーしたい!」とか言ってちゅーしまくっている。 「抱っこするー!」とまで言って困ってしまったが、ここは尊重せねばと恐る恐る抱っこさせる。凄い濃厚な愛情表現。 まるでワシ。見てて若干恥ずかしい。リュウゾーはタイゾーの独占状態になってしまった。
いやー、ほっと一安心ですな、はははは。
ひとしきり歓談し、労をねぎらい、別れの時間。「じゃーねー」とワシらは普通にエレベーターに乗る。エミさんはもちろん乗らない。 この時タイゾーが豹変した。最初状況が理解できなかったようだ。そして数秒後大号泣。エレベーターから下り、病院を出て、 車に乗ってもずーっと泣いている。しかも泣き方が半端ではない。まるでロミオとジュリエットばりに腕を伸ばし 「えーみーちゃーーーーん!!!」。完全に一緒に帰れるのだと思っていたようだ。それを見事に裏切られた形になってしまった。
帰りの車でも泣き通し、しまいには疲れ果てて寝てしまった。こんなことは初めてである。さすがにワシも胸を打たれた。 タイゾー、えらいぞ。お前が一番、リュウゾーは二番だからな。

●2008年6月11日 チビタ二号 誕生

本日20:35。無事男児誕生しました。母子共にすこぶる健康。
ワシも立会いました。立ち会った父親は大抵泣くらしい。ワシもどうなるのか楽しみだったが、泣かなかった。とてもすがすがしく 爽やかな気分になった。エミさんへの感謝の気持ちでいっぱいだったろうか。・・あまり詳しく書くとまわりが ひいてしまいそうだからやめておこう。
一号のタイゾーは100人中100人が「ママ似ねぇ」というほどエミさんに似ているらしい。ワシはそうは思ってなかったが。 だから二号はどうしても父ちゃんに似てて欲しかった。どうだろう?鼻から上唇にかけて父ちゃんそっくりでは?あと目の切れ込みの 長さとか。
名前は 「龍造」(りゅうぞう) です。産まれる前に決めていた名前があったのだが、顔を見たとたん「違う」と感じ てしまい、あえなく却下。背中から肩に掛けてびっしりと毛が生えていることに気付き「坂本竜馬」を思い出した。「うまぞう?」 「りょうぞう?」。
これからはエミケンタイリュウ。どうぞよろしくお願いいたします。

●2008年6月8日 奥多摩ふれあいカヌーフェスティバル

毎年恒例、奥多摩名物  「奥多摩ふれあいカヌーフェスティバル」  が行なわれた。
氷川城下もコースになっているので、ここでお菓子を持って観戦した。コースが易しいこのレースは、初心者や子供でも安全に 参加できる貴重なレースで、遠来の参加者も多い。見ていてものんびりムード満点だ。知った顔も多数下ってくる。 ボートに埋まってしまいそうな小さな子供が「無抵抗主義作戦」で瀬に突入し、見事通過していく。その瀬を今度は大人が 血相変えてアタフタしながら通過していく。じつに愉快。「カヌーとは木の葉のように下るべし」。これが究極の奥義ですな。
とてもほのぼの楽しいレースだった。来年はワシも40歳。「不惑の部」(40歳以上の部)で参加して、 優勝でも狙ってみますかな。それともタイゾーとカナディアンカヌーで出てみますかな。

●2008年6月6日 保育園 遠足

保育園の遠足で西武園遊園地に行ってきた。さすがにエミさんは留守番。もういつ産まれてもいい感じ。一人残してくるのは若干 心配だったが、エミさん曰く「今日は多分産まれない」ということだった。
とてもよく晴れ、暑すぎるくらいだった。ワシ的には観覧車にさえ乗れればいいので、あとはタイゾーの好きなように動いた。 3歳から乗れるジェットコースターはなめていたが、結構怖い。その他にも子供と乗れる物がたくさんあるが、人工的遊具に慣れていない ワシにとって、どれも過激に思えた。楽しかったけどね。これ以上の刺激は不要だな。
というわけでタイゾーもワシも同じくらい楽しめた。これくらいの遊園地がのどかでいいですな。チビタが産まれたらみんなで来よう。
写真:出発前、バスの前ではしゃぐタイゾー。

●2008年6月4日 <郵便受け> 納品

ある保育園からご依頼されていた  <郵便受け>  を納品してきた。先日「家具のご依頼について」という内容でご紹介した製品です。あのマンガがこのようになりました。
正直言って、自分だけではこの意匠は絶対に思いつかなかった。初めこのお話を口頭でいただいたとき、ワシが最初に思いついた 郵便受けの意匠は実に実に簡素で、パッと見ただの木の箱にしか見えない物だった。これはこれで悪くはないと思うのだが、今思うと 保育園の雰囲気とはだいぶ遠ざかる。あまりに現代的(モダン)である。
今回この郵便受けを作っていて、とても楽しかった。そしてムクムクと遊び心というか、「こっち」方面の脳みそが活性化してくる のを感じた。作りながら「新機軸新機軸!」と念仏のように唱えていた。もしかしたらエミケンの作風が変わってしまうかも。 お客様と直に物作りをしていたからこそ得られるご褒美である。
この度はまことにありがとうございました。

●2008年6月2日 アド街 取材

再び 「出没!アド街ック天国」 の取材が来た。今日は作業風景。ちょうどちゃぶ台を製作中だったので、 天板の加工を披露した。
彼らは今日も予定がビッシリのようで、一時間ほど撮影して慌しく次の現場へ向かっていった。お疲れ様です。 あと一回、また製品の撮影に来るそう。番組作りって大変ですな。いい仕事してください。



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