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●2008年12月31日 大晦日
バッタバタの平成20年も本日で締め。振り返れば全力投球、フルスイングの実に素晴らしい一年だった。仕事も忙しく、チビももう一人 生まれ、家族は大病大怪我もせず本当にいい一年だった。年末になるとこういう境遇でいられることに心から感謝したくなる。 そしてまた来年も感謝の気持ちで一年を振り返れるよう全力投球していこう。来年はワシもいよいよ40。不惑。 次の段へ上るべく迷いを捨て自分の道を信じてガンバルベ。不惑、、、いい言葉だ。今年も一年どうもありがとうございました。
写真は日原のイカダ君にもらった干し柿。兵庫の実家で作った物を送ってきてくれたそう。あまりに美しいので本年の締めに 使わせてもらいました。イカダ君ありがとう。

●2008年12月28日 大餅つき会

氷川城で 大餅つき会 を開催。去年の台風で杵(きね)と蒸篭(せいろ)を流されて(臼は無事だった)しまったが、 今年運良く杵を3個ももらうことができたので今年はなんとしてもやりたかった。お誘いがぎりぎりになってしまったり、 風邪が大流行だったりで参加者少ないかなぁ、と思ったが大人13人、子供14人、犬2匹の大所帯になった。
素人集団で素人目に見ても「段取りわり〜」って感じだったがそれでもつき立ての餅の美味いこと。それはガキ供の食いっぷりが 証明してくれた。あんこ、大根おろし、安倍川、豚汁に入れて、と食べたがどれも極上の美味さ。餅があまりに伸びるので 子供たちが心配だったが奴らもバカではないんだね、ちゃんといい子で食っていた。言えば分かるのだ。むしろもうちょっと大きく なると親の言うことなんか聞かなくなり、格好も付けたがり調子にも乗るので危険なのかも。きっとそうだ。ワシがそうだった。 余った餅は丸もちにしてお持ち帰り。最後のロット(工場用語:最後についた餅)には食紅を入れ紅い餅に。きれいな色になった。
大好評だったので今度は春にでもやろうと思う。その時は皆さんまたよろしくお願いします。参加してくれた皆さん、 本当にありがとうございました。

●2008年12月26日 <昇降食卓> 納品!

本日は横浜まで  <昇降食卓> をお届けする日。 朝起きると外はうっすら雪化粧。「やべぇ〜」と思い天気予報を見るが下界は問題なさそうなので一安心。予定通り7時頃出発する。 年末の挨拶まわりの日なのだろうか、やたら下界の道路は混んでいる。それも年末を演出しているようで楽しい、と思える心のゆとりが ある。年末の納品とはそんな心境。去年も今頃都内に納品に行ったっけ。クリスマス前の華やかな街が楽しませてくれた。
横浜横須賀道路はいつ走っても気持ちがいい。ここを走るとどうしても海へ行きたくなる。空が「海の空」をしている。
予定より若干遅れてお客様のお宅に到着。高台に建つ本当に見晴らしのいい気分爽快なお宅。今日は冷え込んだので空気がとても澄み、 富士山、丹沢もくっきり。山というのはこれくらい遠くから眺めるのがいいなぁ、と実感。
納品も無事完了。年末もこんなに押し迫ってしまい申し訳ありませんでした。エミケンにとってかなりの力作。 喜んでいただけて本当に良かった。お土産に大きなお菓子の詰め合わせと手作りシュトーレンをいただいた。感激です。 ありがとうございました。

●2008年12月24日 耶蘇降誕祭 前夜

我家は八百万(やおよろず)の神を奉っておりますので西洋の神様だって当然奉ります。
ということで、ささやかながら我家でも耶蘇降誕を祝して宴をした。ほとんど毎日夕食を一緒に食べる我家だが、 改めてこうやって静かに食事の時間を楽しむ、ってのもとてもよい。いずれ子供が大きくなれば夕食を一緒に、ということも難しく なってくるだろうが「こういった行事には家族で宴」という習慣はあってもいいな。
さて宴も終わり珈琲とエミさん作の 切り株ケーキ (名前忘れた)でまったりとしているとふいに呼び鈴が。いつも呼び鈴が 鳴ると真っ先に玄関に飛び出すタイゾー、しかしこの時は何かいつもと違う雰囲気を感じたのか「父ちゃん先に行って・・」と。 玄関を開けると外には誰もいず、大きなプレゼントが置いてあった。どうやらタイゾーがいい子にしていたからサンタさん (去年はタンサさんと呼んでいたのになぁ)が来てくれたらしい。
「サンタさんどこ?」とタイゾー。
「今日は忙しいからもう他のお家に行ったんじゃないか?カズ君ちとか」とワシ。
タイゾーすかさず階段を上り道路を見に行く。
「いないねぇ」とタイ。
「あ!あの光ってるのがそうじゃないか?」と明るい星を指すワシ。
タイゾーはいつまでもその星を眺めていた。
若干心苦しくはあったが、完全にサンタの存在と大宇宙の神秘に心ときめかしていたようなのでよしとする。

●2008年12月23日 冠雪

朝、氷川城天守閣(ワシの部屋)から山を望むと白かった。美しい。けど寒い・・・。

●2008年12月22日 取材

青梅市商工会議所の田中さんと多摩ケーブルテレビの倉林さんが取材に来た。ネット配信用の動画だとか。 3月頃HPが完成するそうなのでその頃またお知らせします。

●2008年12月20日 <昇降食卓> 進捗

全ての最終研摩が終わり、オイル塗布作業をした。薪ストーブの力を借り乾燥を促す。今年もあと10日かぁ。なんとしても 年内納品したい。早く乾け〜。

●2008年12月19日 保育園 クリスマス会

いよいよクリスマス会。我々の演奏発表日である。毎年役員は何かしら出し物をしている。強制ではない。いつも特に 意識せず眺めていたが、実は裏で大変な思いで時間を作って練習をし、当日まで緊張の日々なんだと解った。頭が下がります。
劇団の劇を観賞し、子供たちの出し物が終わり、最後のほうで我々の登場。今日も午前中から集まって最後の練習をした。 でも皆本番ではしっかり決めてきた。そこはさすがお母さん、肝が据わってます。練習では完璧だったワシがとちった。ちなみに ワシはウクレレと歌です。他にリコーダー、鉄琴、木琴。なかなか美しい演奏が出来た。来年もやりたいですな。

●2008年12月16日 <昇降食卓> 進捗

天板の研摩が終わり、寸法に切断。面取り、一部加工を施し水引まで出来た。水引するとオイルを塗った時と同じような色になるので 印象が変わる。とても高級感がある。乾燥したら再び研摩研摩。研摩すればするほど美しくなるので手が抜けない。オイルを塗った後も 研摩。
「家具作りとは研摩と見つけたり」

●2008年12月15日 エミさん 生誕37周年

おめでとう。かねがね欲しがっていた「LEGO社」のティラノサウルスのブロックをプレゼント。今日まで隠し通して驚かせてやろうと たくらんだのだが、実は数日前にバレてしまった。ワシはつくづく隠し事が出来ない性質だと痛感した。
先日松戸に行った時、ほんの30分の隙を見つけトイザラスで購入し、ワシの部屋に隠すところまでは上手くいったのだが、 ワシのある習慣のせいでバレた。それはワシは財布の中にレシートが溜まるのが嫌いで、ワシが財布を出し、その時に横にエミさんが いると「んっ」と言って財布を渡すクセがある。もちろん溜まったレシートを抜き取ってもらうためだ。そして数日前にもやった。
エミさんの「あー!」と言う声で瞬時に理解した。ワシの頭の中で「しまったー!!!!」が瞬時に200回くらい出てきた。 その時のワシのうなだれようったら。きっと「エミの鼻」でも詳細書いてくれると思うのでご参考に。 しばらくワシがふてくされていたのは言うまでもない。
そして今日もしくじった。せめてタイゾーには人にプレゼントを渡す喜びを知ってもらおうと思った。 タイゾーに「今日エミちゃん誕生日だから、父ちゃん今日プレゼント買ってきたから、夜ご飯のとき渡そうな」とLEGOを見せる。 タイゾーの目が光り輝く。
タ:「父ちゃん、今渡そう!!」
父:「ダメダメ、ご飯のとき!」
タ:「ヤダー!!!!今渡すーーーーーーー!」
そこへエミさん何事かと登場。
タ:「はい、誕生日プレゼント!今開けて!!!」
開けたが最後、タイゾーはもとよりワシもエミさんも遊ばずにはいられない。結局風呂もメシもとっても遅くなったとさ。

●2008年12月12日 <昇降食卓> 組立

部分部分で組み立てた部品を最終的に一つにする行程。それぞれの部品の接着剤が乾かないと次に勧めないので、 昨日だけでは出来ないのである。この作業は最も気を使う。接着部が多いし、大きくなるし、ハタガネの数も増える。接着剤が 乾いてしまってはコトなので、ゆっくりできない。エミさんにも手伝ってもらう。木工は一人ではできませんな。そして段取りが 命ですな。無事組立ちました。ここまで来ると相当安心する。
あ、今日は結婚8周年記念だ。

●2008年12月11日 <昇降食卓> 組立

部材が乾いたので、組み立ててからでは研磨しにくい場所を予め研磨し、いよいよ組立にはいる。楽しさと不安が入り乱れる緊張した行程だ。 こういう時に話しかけると蹴飛ばされます。職工さん頑張って!

●2008年12月10日 <昇降食卓> 進捗

脚部の部材の加工が全て終わり、「水引」という作業をしたところ。水で濡らし加工時できた微小なヘコミや傷を復元させる行程。 全てのホゾや穴がぴったり合いますように!

●2008年12月8日 <昇降食卓> 着手

10月1日の日報に書いた  <昇降食卓> 。 ご注文を戴くことができ、いよいよ製作に着手した。色々な意味で気を使う天板は既に板接ぎ済み。あとは脚部の木取り、加工、組立て なので今月中、ん?今年中だ、納品間に合うと思います。間に合わせます!
写真は木取りした部材の表面を鉋仕上げした削り屑。今まで手鉋で仕上ていたが、先日仲間入りした「超仕上げ鉋」が大活躍。 今回の材料はエミケンであまり扱っていなかったチェリー材。硬めできめ細かく、肌触りがとてもいい。ちょっと赤味を帯びた色が とても大人びた雰囲気をかもし出す。いい材料です。削り屑も美しい。
ウミノさま、お楽しみに〜

●2008年12月7日 奥多摩渓谷駅伝

本日は 奥多摩渓谷駅伝 開催日。青梅総合体育館〜奥多摩駅間を6人で往復する。氷川城前も通過するので一家で応援。 タイゾーは持っている鳴り物系オモチャをすべて首にぶら下げ大ハッスル。しかしなかなか先頭が来ない。ようやく来たので おもちゃラッパを吹くも、それまでさんざん吹いていたのでヨダレが詰まり不発。あっという間にフテクサレ。テンション 急激に下がる。ランナーにはまったく関心なし。白バイにも関心なし。ウザイのでほおっておいた。
ワシも来月ハーフマラソンに出るので装束や靴や走り方などとても参考になった。

●2008年12月5日 鉄博 + 納品 + 帰省

自営業のとっても素敵なところ、「公私混同」。今日は大宮への納品に絡め  「鉄道博物館」 (通は「鉄博」と呼ぶらしい)と 松戸の実家へ行くことにした。タイゾーは保育園を休ませ、早朝出発。16号もそれほどの混雑もなく10時頃鉄博着。大宮の街は 13年ほど前約4ヶ月住んでいたことがある。なかなかいじけていた時期であまりいい思い出はない。たった13年だけど、随分変わったね。 平らな土地があり余っているから今後もどんどん変わってしまうんだろうな。
詳細書きませんが鉄博お勧めです。タイゾーよりワシがはまってしまった。なんと言っても古い機関車だね。 「当時持てる技術と素材で一生懸命作りました!!!」っていうのがそのまま意匠になってる。もうたまらない。実演でD51が汽笛を 鳴らしてくれた時、実に恥ずかしいのだが涙が出てしまった。そして夢中でD51のメカむき出しを写真に取っていたら後方で
高校生1:「あれぜってーテツオだよ」
高校生2:「やめろよ、聞こえるって」
と言う会話。振り向くとワシのことだった。あまりに恥ずかしかったのでつい凄みを利かせて睨み付けたら、少年たちは会釈して すごすご行ってしまった。申し訳ない。
その後お客様のお宅へ伺う。大宮駅まで徒歩3分ほどの高層マンション。セキュリティーと防音に驚いた。ワシが昔住んでいた 田端のマンションは隣室のオヤジのいびきが聞こえたからね。それはさて置き、階段箪笥、とても喜んでいただけ嬉しかった。 育児中の忙しい中、手作り肉まんまで用意していただき感激。実はけっこう腹ペコだったので沁みました。タイリュウが昼寝、 オパイ中で慌しく失礼しました。いずれまたゆっくり伺わせていただきます。
その後首都高、外環と乗り継いであっという間に松戸の実家に。なんて便利なんだ。

●2008年12月3日 <階段箪笥> 完成

完成しました <階段箪笥> 。 柿渋弁柄着色はやはりかっこいい!西川商店の金具もバッチグー!(ごめんなさい、、)
納品は明後日。場所が大宮なのでかねてより行ってみたかった  鉄道博物館 にも行って見よう!

●2008年12月1日 父子

こういう写真を急に撮りたくなった。「働く父ちゃんに抱かれる息子」。エミさん、いい写真だよこれ。とても気に入りました。 ワシの汚さとリュウゾーの美しさがとてもよく表現されている。いつかエミケンが大企業になったとき、会社案内のパンフレットに 採用ですな。タイゾーはその時きっと社長になってるだろうから、是非ちょび髭生やして金歯むき出しの笑顔で登場して欲しい。



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