卯月
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2009年4月30日 <幅広低棚> 製作
「ワイド・ロー・キャビネット」。お店用作品として製作開始した。板接ぎ作業中です。幅2100mm、高650mm。 ローアンドロングってやつですな。ハーレーダビッドソンのような。建物でも家具でも空間に余裕があればローアンドロングが カッコイイ。広い土地が手に入ったら、家は間違いなく平屋にする。贅沢だよね。
今回の材料はチェリー。いろいろと新しい技法を取り入れてみる。納期を気にしなくていい仕事なので (とはいっても普段より気持ちは焦る)できるだけこだわってみようと。こういう時にこだわりを試しておけば、 本番でもその技術がフィードバックできる。F1と同じですな(同じにしてしまった、、、)。いろいろ遊んでみます。

2009年4月27日 水防訓練
氷川城下の川原で消防の 水防訓練 が行なわれた。水遊びの季節を控え、また水量も増えてくるので当然今年も水の事故が 予想される。プロはこうやって地道に訓練を積み重ねてるんですな。ある消防通から聞いた話だと、 奥多摩の隊員はエリートばかりなのだそう。仕事が多岐に渡っているからだそうだ。火、水、山。 「ナントカ級」とかいうクラスの隊員ばかりなのだと。
しかしホント最近奥多摩は山岳事故が多い。気軽に来れる場所だけど気軽じゃない山もたくさんあるので皆さんお気をつけて。 そして水遊びも気を引き締めて。酒を飲んで泳ぐなんざ言語道断。消防の仕事を増やさないように。
いい機会なのでタイゾーは保育園を休ませて訓練を見学させた。しかしやつは「見る」より「やる」ほうがいいみたいで、 すぐ飽きてしまった。父親と同じだ。

2009年4月26日 <角脚角天板食卓> 完成
大きいはずなのにお店に置くとそう見えない。店開きに一歩一歩近付いてるはずなのにますます先が長く感じてくる。 この空間が所狭し、となるにはまだだいぶ作らないと。試練ですな。産みの苦しみですな。楽しんでやろう。
奥に見えるテーブルが以前日報でも紹介した<イタヤ耳付き書斎机>です。これも大きいはずなんだがなぁ。

2009年4月25日 ワシ 不惑
なりました。不惑。
今の気持ちはと言うと、一言で言えば「武者震い」ですな。なにかこの40代に大きなことが待っていそうな、いや大きなことを やるには40代しかないな、というか。焦りも迷いもあるわけではなく、やるべきことをコツコツとやってさえいればいい。その先に なにかご褒美があるに違いなく、それは今までもそう思ってはいたのだが、40代のご褒美は30代の「ヨッシャ!」という ガッツポーズなご褒美とは違う、じんわりとしみじみ噛み締めるような味わい深い、スルメと熱燗のようなご褒美であって欲しい。 そのためにするべきことは山ほどあるが、そこはコツコツ。コツコツやるしかないからその先にある結果を夢想すると武者震いして しまう。いい気持ちです。
今日はエミさんがワシのために朝からせっせとご馳走を作ってくれ、そして大人な仲良しさんを呼んでくれた。ワシがよく 「独身の頃みたいに下ネタ炸裂の飲みでもパーッとしたいなぁ」と言っているのを実現してくれた。
みんなそんな趣旨を知ってか知らずか、あっという間に下ネタモード。楽しかった。実に楽しかった。そして美味い酒だった。 久々に痛飲した。みなさんありがとうございます。素晴らしい不惑祝いになりました。マキさん、「ちんたらまんたら」最高でした。 腹がよじれました。タイゾーが後日それを口ずさんだら責任取ってください。

2009年4月24日 日仏大戦
タイゾーの誕生日を祝うため、昨日からフランスの友人、マーク一家が来城。今回は12月に子供が産まれたので日本の親族への顔見せ も兼ねての来日(逆だべ!)。
生後4ヶ月 弥護(ヤゴ) 対、生後10ヶ月 リュウゾー。ここ3週間で「ハイハイ〜つかまり立ち〜自立5秒」まで進化した リュウゾー。それに対してヤゴはまだ寝たきり。勝負にならなかった。ヤゴ、次回はフランスの威信に賭けリベンジしてくれ。

2009年4月23日 タイゾー4歳
「さとうたいぞーくん、4さいになりました!」
ここ数日毎日家で言っていた。保育園で練習したのだそう。おめでとう。4年前のこの日のことはまだしっかり思い出せる。 感慨深い。今日のケーキもエミさん力作、愛情どっぷりの作品。お題は「アカキンマン」。毎年タイゾーの好みが反映されている。 毎年写真にとってヤツの結婚式のビデオにでも使ったら面白いな。高校生にでもなれば一緒に誕生日など祝わないか。

2009年4月19日 弟一家が来たので名古屋へ、、、
行ってません。
北海道から弟一家が実家に帰郷。目的は東デラ(2008年3月19日「日報」参照)。ワシらも久々に実家に帰り、 横浜の妹一家も来て正月以来のギョロ目一族集合。昨日は相模川の川原に行きBBQをした。仲のいい一族みたいだ。
今日は折角なので、近所に進出してきた 「コメダ珈琲店」 で朝食をとってきた。コメダ珈琲に行き名古屋ナンバーの車が あれば記念撮影をしたくもなる。店長は名古屋から単身赴任なのかね?大変だ。弟たちは北海道に戻り「名古屋にも行った」と報告 するに違いない。2km程の道をガキ連れで歩いていった。朝飯前の程よい散歩で楽しかった。
弟一家は昼、羽田発の飛行機に乗って北見へ帰っていった。15時には家に着いたという。なんだかとっても近く感じる。明日も来いよ。

2009年4月12日 キタヤマ家引越し
いよいよ今日、キタヤマ家が引越す。ワシも助っ人に行く。朝から神社の例大祭があったのでまずそれに行く。 エミケンの繁栄とキタヤマ家の繁栄をお祈りする。
11時頃日原へ。「もう大分積み込み進んだかなぁ」と思いきや、1/5程しか終わってない。大丈夫か?借りてきた2トン車では 積み切れそうもない。ステ吉も後ろのシートを外し参戦。ワシも水上へ行く事に。
予定の13時には全く終わらず、積み込みが完了したのは16時半。大幅に遅れた。それでも全て積み込めたのだから上出来。一時は 「もう一往復か!」とあきらめたほど荷物が多かった。奥多摩の連中との別れもそこそこに大急ぎで出発。
水上に到着したのは20時頃。ワシはそろそろ寝る時間。水上は奥利根湖にキャンプをしに何度か来たことがある。 しかしこの時間だと真っ暗で何も見えず「懐かし〜」とはならない。しかし本当に暗い。奥多摩も暗いと思ったが水上はもっとだ。 街灯が圧倒的に少ない。そして新キタヤマ邸は更に脇道にそれた真っ暗な、多分田んぼの中。あいにく星は見えなかったが 晴れていれば星が降るようだろう。そして空も広い。
まずは途中のコンビニで買った弁当で腹ごしらえ。なんとなく麺が食べたくて冷やし中華を買ったが、寒いのでカップラーメンにすれば よかった。やはり奥多摩より冷える。雪があちこちに残っている。それでもかなり少な目だそう。
そして荷降ろし。積み込みよりは楽であるが七人で積んだ荷を三人で降ろすのだからそれなりに大変である。一時間程で完了する。 皆疲労困ぱい。引越し完了を祝いつつしばし休憩。本当ならここで宴会でも始めたいところだがそれはいずれ落ち着いてから。 今日中に高速に乗れば1,000円なので急いで出発、23時半に水上インターに乗ることが出来た。
氷川城到着は明けて2時。もうそのまま布団に潜り込みたいところだが、汗みどろになったので頑張ってシャワーをあびた。 ほんと無事引越し完了して良かった。キタヤマ家はリフォームだなんだでこれからが大忙し。そう、まだほとんどリフォームは 終わっていない。全て自分でやるのだから大変だ。でも住んでしまえば加速するよ。のんびり楽しみながらやってください。 夏ごろ奥利根キャンプに行くよ。

2009年4月11日 食卓椅子 進捗
<食卓椅子>6脚、組み立てた。素敵な眺めだ。やはり椅子って絵になる。あとは座面作り。ウレタンを発注しなければ。革はあるはず。 今回は黒と”なめし”の革でやってみよう。こげ茶も合うかな?

2009年4月7日 チェンソーけんちゃん
先日保護者会打上で行った峰谷(みねだに)の旧サカムラ邸。この地域の最深部には「東京都で一番標高の高いところにある家」がある。 そんな山深いサカムラ家の山中から切り出したナラとサクラの丸太を先日見せてもらった。直径50〜60cmはある立派な物。特に使うあても ないそうで「欲しいなら持って行っていいよ」とのこと。持って行って、たって軽く1本7、800kgはある。無理。 しかしやはりあのまま朽ちさせるにはあまりにもったいない。製材所に運んで板にするには経費がかかりすぎる。 板に出来なくてもテーブルの脚にはできる。それも極太の。これなら自分でできそう。
というわけで本日チェンソーもって峰谷に行ってきた。「よーし、ありったけもっていくぞー!」と意気込んだが、最初の一刀で 「これは相当手ごわい」と分かる。太すぎ。
ようやくの思いで1mくらいの長さに切ったが、とてもじゃないけど一人じゃ持てない。二人でもきっと無理。 この時点で「もういらないかも・・・」という気に。しかし山師のサカムラ氏に「所詮木工屋はこんなもんか」と思われるのも 悔しい(決して意地悪な人ではない。むしろ非常に親切。)。奮起して丸太と格闘した。
1mの丸太を縦に4等分したらなんとか持てる重さになった。それでも7、80kgだろう。普段当たり前のように買っている木材。 こんな大変な作業を誰かがした結果なんだな、と改めてありがたい気持ちになった。ワシらがちまちま家具を作ってられるのも 山師や製材屋がいてこそ。感謝。
結局2m分の丸太、計8塊を車に積んだ。これ以上積んだらステ吉はきっと壊れる。この作業に3時間以上かかった。ワシの全身は塩と 切りくずで物凄い状態。タイゾーに見せてやりたい。まだまだたっぷり丸太は残っているのに。全部持っていくつもりだったのに〜。 しかし「餅は餅屋」かも。ワシはせっせと餅屋が作った餅を焼いてればいいんだな。そういう気持ちになれた貴重な半日だった。
サカムラさん、ありがとうございました。

2009年4月5日 タイゾー 初一人カヌー
今日は父ちゃん日。高速道路が1000円乗り放題だから家族で高速乗ってどこかに行こうと思ったのだが、リュウゾー発熱のため中止。 朝から川原で焚き火をして遊んでいた。
ところが今日はどういうわけか、御岳のカヌー連中が大勢漕いでいる。オリンピックチームまで来た。聞くと御岳は放流日とのこと。 御岳は漁協とカヌーの関係がとても良く(最近ようやく良くなった)放流日はカヌー、ラフトは自粛している。 それを見てワシもタイゾーもカヌーをしたくなった。今日はとても暖かいし。
久しぶりにタイゾーを乗せて漕いだ。実に気持ちよい。カヌーシーズン到来ですな。白丸湖まで下ると更に大勢のカヌーがいた。 リカちゃんとミズノさんがいたので氷川城下まで漕ごうと誘う。焚き火もあるし。城下の通称「放水口」には程よく波が立っていて、 そこそこ遊べる。ここで遊んだり、リカちゃんはロールの練習をしたり。ワシもスラ艇で一人で遊び始めてしまった。
それを見てタイゾーはやはり面白くない。「こんどタジゾーくんのばんー!!」と叫ぶ。仕方ないので乗せてやろうとすると 「ひとりでのる!」だと。なるほど、乗せてみるか。
果たして「ガキは転ばない」の定説どおりまったくもって危なげなく乗っている。カヌーの揺れに慣れているせいか、慌てることもない。 パドルも形だけ持たせるだけのつもりで渡したが、自分で考えて操っている。驚いたことにフネをコントロールするために右を2回とか 後ろ漕ぎとか駆使しているのだ。見よう見まねで覚えてしまったんだね。子供の能力に心底恐れ入った。理屈じゃなく本能で漕いでる んだね。これじゃ大人がかなうわけがない。父ちゃんはあまりに嬉しくて、涙でよく見えなかったよ。子育てサイコー!
しかし流れの早いところに近付くとさすがに怖くなり「コワイー!」と叫ぶところなんざ益々愛くるしい。
三歳で初一人カヌー。おめでとう。

2009年4月2日 <角脚角天板食卓> 製作
お店に置くエミケン定番商品 <角脚角天板食卓> を製作中。寸法、巾2100mm×奥850mm×高720mm。材料はウォールナット。 脚は天板の四隅と同じ場所に来る意匠です。ワシの最も好きな意匠。潔さがある。そして実用性も高い。
まだまだこれではお店は埋まらない。バンバン作ります。

2009年4月1日 日原 送別会
今月、日原のキタヤマ家とイカダ家が引越す。イカダ家は6日、キタヤマ家は12日。いよいよ寂しくなる。本日送別会を行い、 華々しく彼らの門出を祝った。会場はイカダ邸。荷物がなくなり大人数が集うのに都合よかった。
8家族が揃ったが、全員外来種、よそ者、外人部隊。面白いね。異国の地ではお国の仲間意識が強くなるのかね?いずれにせよ 皆奥多摩でがんばている猛者である。そして気の置けない仲間である。
異郷の地でも「奥多摩外人部隊出身」に恥じないよう一目置かれる存在になってください。



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