長月
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2009年9月29日 病欠
予想していたけどやはり当たった。風邪をひいた。イベントが終わったらきっと緊張が解けて疲れが出るだろうな、とは思っていた。 なんだか身体がゾクゾクするし咽も痛い。仕事を休んで安静にし、ひき始めにとっとと治してしまおう、と思った。 が、それが出来ないのがワシのいいところ。「仕事は休み」と決めたらやりたいことがたくさんある。今日はチャリ修理をしてしまった。

先日近所のタカハシ邸で体験した サイクルトレーナー 。ワシが30分こいで尋常ならざる汗をかいたのを見て、 エミさんが「ウチにも欲しい」と。常々日常的に運動をする方法を模索しているエミさん。一日中家事と仕事で余分な時間は1分もない。 深夜のウォーキングはこの辺は暗すぎて危険。これから寒くもなるし。ステッパーなどもしばらくやっていたがワシが見ても あれはつまらなそう。毎日そう何十分も踏んでいられる物ではない。やれば成果はでるだろうけど。で、サイクルトレーナーなら楽しく 続けられるように見えたようだ。ワシもこれなら楽しく続けられる気がする。

ということで先日ワシの実家から古いチャリを持ってきた。ワシが中学生の時に買ってもらった ミヤタ・カルフォルニアロード 。 当時はブリジストンのロードマンと並び少年のあこがれの自転車だった。しかしワシの親は古い物を何でもとっておいてくれてありがたい。 当時5万円といえば相当な高級品。モノがいいから錆び錆びだったけど分解して磨いて油を差せばほぼ完全復活。 現在エミさんがサイクルトレーナーを物色中なのでそれが届いたら装着して完成ですな。

丸一日、根を詰めて作業をしたら体調悪化しました。ほんとバカだな。

2009年9月26日 半父ちゃん日
流れに乗り出したお店なので、今週から 「土曜日 13:00−17:00」 にお店を開けることにした。 詳細→ [コチラ]

遠出も出来ないので午前中子供たちと白丸湖まで散歩に行く。土日のみオープンの自然食材お菓子と自家製野菜のお店  「リカちゃんショップ」(仮名) に顔を出す。日当たりのいい眺めのいい場所に露店を出していた。実に気持ちよさそう。 タイゾーは「エミケン秋祭り!」以来、「お店」というものが大好きになりここでも「いらっしゃいいらしゃい!!」と大声で売り子を していた。うちでもやってもらおう。

落ち着いた気分で近所を散歩すると「やはり奥多摩はいいところだ」と再認識する。これからますますいい季節だな。 たくさん散歩しよう。

2009年9月23日 OACF最終日
奥多摩アート・クラフトフェアも今日が最終日。このイベントのおかげで「エミケンのお店」も一気にお店らしくなった。 常々思うことで、そして利用しようとしていることだが、こういうイベントとか、取材とか納期などのどうしようもない外力があると いろんな事が一気にはかどる。それが仕事であれば当然のことなのだが、仕事ほどの優先順位でない事柄だと 自分のペースでやっていたのではいつまでたってもラチが明かない。お店作りなどまさにそんな感じ。

のんびりやってたつもりではないが、いつまでたっても終わらない。終わりを宣言できないと言ったらいいのか。 こだわっちゃうんだな。半分趣味気分なのだろう。そんな終わりが見えない感じが最近物凄く苦痛になってきたので、OACF参加や 「エミケン秋祭り!」主催など、積極的に外力を作って自分の尻に火をつけてみた。そこへ予定外の雑誌取材も飛び込んできた。 「注文優先」なんて言い訳は通用しない状況が出来上がった。

で、まあここひと月ほとんど休みなく注文制作、内装作業、展示作品作りに追われ、そのままイベント突入。 でようやく今日がひと段落という感じである。改めてお店を見回し、3年前に越して来た時の状況と比べると本当に良くなった、と つくづく自分でも関心する。ちょっとづつでも手を動かし続けていれば城はできるんだなぁ。ほんとよくやった。まだまだ展示作品が 圧倒的に少ないがこれからも手を動かし続けていけばどんどん良くなるだろう。それが分かっているから頑張れる。

今日は嬉しい友人が訪ねて来てくれた。  料理研究家の上田純子さん と 雑誌編集の吉野佳代さん 。 お久しぶりです。次回エミケン祭りでのコラボの相談など実り多いお話も出来ました。ありがとうございます。

2009年9月21日 臨時休業
この連休一杯「エミケンのお店」を開ける予定だが、今日はあまりにくたびれたのと、まだ心地よく余韻に浸りたかったのと、 親族が駆けつけてくれたのとで臨時休業にした。弟一家は北見から来てくれた。そう北海道の。ありがたし〜。

奥多摩はそこらじゅう観光客で大賑わい。車も大渋滞。地元民の本領が試される。いろいろ新鮮な食材を持って来てくれてたので、 どこか気持ちのいい所で野外炭火宴でもしよう、ということになった。そしてワシが選んだ場所はXXX。(穴場のため教えられません)  車で15分ほどだが人がほとんどいない苔むした寒いくらいの渓谷。小さな滝と滝壺もあって子供と遊ぶには最高だが、流石に今日は 寒かった。

ここで「サンマと肉塊炭火焼き宴〜」。山深い幽玄な渓谷に立ち込めるサンマと豚肩ロースの煙。 チョーミスマッチでサイコー!(うわ、カタカナだらけ) 本来ならヤマメとかニジマスの焼けるニオイがするべきだべか? そして締めにタイゾーのノグ●。山の神様、大変失礼いたしました。でもとても楽しかったです。

2009年9月20日 「エミケン秋祭り!」 終了!!
 「エミケン秋祭り!」 無事終了!!

楽しかったぁ。

詳細は→ [コチラ]

2009年9月18日 雑誌取材
 文化出版局「銀花」 の取材を受けた。 初めて聞く雑誌名だったが雑誌名とライターの方の風貌、振る舞いからちょっと優雅な感じを受けた。果たして芸術家を紹介する、 しかも季刊の、ちょっと高価な雑誌だった。

季刊というのはちょっと高級な印象を受ける。取材にたっぷり時間をかけてこだわりの雑誌を作ってるというか、読者もそんなに セカセカしてないというか、作り手と読み手がどちらもちょっと俗世とは違う時間で動いているというか。そんな感じを受ける。 ライターさんがまさにそんな感じの方だった。とても品のある方だった。

エミさん曰く 「風が吹いてるような感じの人」 。、、、?でも分かる。

次回、 冬号に登場します 。お楽しみに。

2009年9月17日 今日のネグセ
お題 : 「ニワトリ」

わざとやってねーか?合格!

2009年9月14日 今日のネグセ
お題 : 「お岩さん」

目を腫らしているところなんざプロ魂を感じるね。合格!

2009年9月13日 半日父ちゃん日
ここ数週間、奥多摩ACF(OACF)のため土日にガキ供と遊べていない。やつらもツライだろうしエミさんもツライだろうし、 ワシもとってもツライ。今日は開店前の午前中、登計っ原に行ってきた。

いつ来てもいい公園だ。なんで地元の人全然来ないんだろう?日差しは強烈だが空気が爽やか。まったく暑くない。山の風だ。 赤トンボも乱舞して夏なんて遠い昔のよう。久しぶりにタイゾーとサッカーをする。練習なんかしてないのに上手くなっている。 身体能力が加速度的に向上してるんだね。ワシとタイゾーが蹴ってるボールをリュウゾーが走って追い回す。こちらも超過速度的に 向上している。それに引き換えワシは、、、。

大はしゃぎ後、おやつを食って木陰で三人で川の字になって寝る。何て空が青いんだ。
不意にタイゾー「あ、赤ちゃんの雲だ!」
なんてメルヘンなんだ。
ワシ:「でも消えちゃいそうだな。あ、消えた!」
タ:「大丈夫だよ、また生まれるから」

横を見るとすでにリュウゾーは大の字になって寝ている。これを幸せと言わずして何と言う。こういう瞬間、感謝の気持ちが生まれる。 以前の俗物ケンちゃんにはなかった崇高な気持ち。神様は俗物者にこそこういう機会を与えるんだな、と神様まで信じてしまうありさま。 ワシも変わりましたな。

午後のOACFもどういうわけか千客万来、楽しい出会いがたくさんあった。感謝。

「なんだか今日はとても充足したしみじみと素敵な一日だったなぁ」と晩酌でいい心持に薄れ行く意識の中で健一は思った。

2009年9月10日 エミ部門 始動
いよいよ エミ部門 始動!

タイゾーとリュウゾーの間に若干活動期間があったがエンジン全開にまで至っていない。なんだかんだで実質4年ぶりとなる 活動再開である。辛かったと思うよ。目の前に材料も道具も揃ってて何も出来ないってのは。夢想するったって限度があるし。 しかしそれを乗り越え悲願の製作再開。以前とは全く違う心境、心構え、心持ちで製作に当たれるかと思う。

「寸暇を惜しむ」術を体得した今、作業効率は格段に向上。そして物を作れる事への感謝の気持ち。子供が出来る前には若干 おろそかにしていた事かもしれない。そういった体得した哲学みたいなものはいずれ 「エミの鼻」 でも語られるでしょう。

写真はケン部門の食卓椅子用革クッションを作っているところ。これができれば食卓椅子もようやく定番商品の仲間入りが出来る。 楽しみ〜。

2009年9月7日 食卓納品 と 炒家
高尾方面に <食卓>その他 を納品に行った。ちょっと時間が早かったので近所の 八王子城址 に行ってみる。 まるで「夏草や兵どもが夢の跡」「静けさや 岩にしみいる 蝉の声」のお手本のような静かな佇まいの城址である。一発で気に入った。 400年前ここで栄華を誇った北条氏が華やかな暮らしをし、ある日一日で落城し、女子供は近くの滝の上で自刃し、そして今は静かな 山に戻っている。諸行無常というか色即是空というか、その場に立っているといろいろ想ってしまう。いい気持ちの想いである。 今度は子供たち連れて弁当持って来よう。

城址の余韻を残しつつミズノさん宅へ向かう。山を開いた住宅街で閑静至極。ひときわ立派な純和風住宅がそれであった。 ちょっとたじろぎそうになる程である。食卓を置かせていただくのは洋間であるがあとは純和風。素人のワシが見ても 「こいつぁ凄い!」と判る極太黒柿の床柱や紫檀の柱。庭の石郡もあの巨大さだと相当なんだろうな、と容易に想像できた。 他に詳しく描写できない未熟さが悲しいが凄かった。まさに眼福。そんな御宅を拝見できるのもこの仕事ならでは。素敵な仕事だ。 ミズノさま、この度は家具のご用命まことにありがとうございました。今度はエミさんも連れて芋焼酎持参で伺います。

さてここまで来たら常々、もうずーっと心にわだかまってた、行きたくて行きたくて未だに行けていなかった タカヨ の 店に行くことにした。佐藤塾塾生のタカヨです。八王子駅前に本格炒飯家を出して二年弱。ネットで調べてもあまり 情報が出てこないので半分不安になりながら向かった。ここら辺だろう、というあたりで大規模な再開発をしている。「あちゃー、 引っ越したか!?」と思ったがもう少し先にあった。

店に入りワシの顔を見て曰く「やっと来た!」。ありがとう。嬉しい一言だったよ。13時前で店内は大賑わい。ワシは看板商品の  「豚バラ青菜炒飯」 を頼む。サイコー!コッテリタップリで肉体労働者に最適!美味かった。向かいの人が食べていた 牛スジも、隣の人が食べてたつけ麺も美味そう。近いうち子供を保育園に預けエミさんと来るよ。タカヨの自信と覚悟に溢れた 顔が良かった。ワシも元気もらったよ(もとから元気だけど)。いろいろ苦労話も聞けたしお互いこれからですな。 たまには息抜きもして奥多摩に来いよ。子供二人とも同級生だし。まずは身体に気をつけて頑張ってください。

●炒飯専門店「炒家」
 八王子市子安町1-2-2 川和ビル1F 042-689-6957
 年中無休 AM11:30〜PM10:30 ※mixiコミュニティあります

2009年9月6日 奥多摩ACF
今日はカラッと晴れた秋空の素晴らしい陽気。青梅街道を行き交う行楽の車、バイクの量は明らかに多い。これは今日も忙しくなるぞー!

午前中、エミタイは防災訓練に。ワシリュウは庭の雑草むしり。秋祭りの日にはここで作家さんたちと野外宴をするので 手入れしておかないといけない。雑草というのはちょっと見ないうちに「今だ!」とばかりに伸びやがる。立派立派! リュウはワシが草むしりをしている脇で斜面に登ってはコロコロ全身で転げていたり、虫を見つけては「あー!」と叫んでみたり。 外は相当楽しいようだ。

やりだすと止まらないワシだが、こう暑いとかなりキツい。Tシャツがしぼれるほど汗をかいた。リュウゾーも髪の毛まで砂だらけに なったので川に行き行水。極楽。一気に冷えた。

さ、そして13時開店。こういう時でないとなかなかやらない店内の掃除や模様替えや書類整理などしながら客を待つ。

しかし来ない、、。いいのだ、自分の作ったお気に入りのこの空間にいることがとても幸せな時間なのだ。今度はあそこにあの家具を 作って置こう、とか、冷えたビールくらい置きたいよなぁ、など夢想を大いに楽しむことが出来る。夢想は実現の第一歩である。 いい夢想はゆとりのある時間に生れる。

そうこうしていると、ご近所の タカハシ夫妻 がナシを持って陣中見舞いに来てくれた。ありがたし。シラフであんなに話を したのは始めでだね。ご来城ありがとうございます。今日は「一日一組予約制」でしたな。いい一日でした。

2009年9月5日 奥多摩ACF
今日もたくさんの方に来城していただけました。ありがとうございます。

開店時間はそんなに長くはないけど、お客様と話をしていると時間があっという間に過ぎる。本当に楽しいひと時だ。 ワシはやっぱりお喋り好き。オバサンキャラ。明日もまた素敵な出会いがありますように。

2009年9月3日 今日のネグセ
お題 : 「清志郎」

こりゃーもう 芸術 ですな。最近毎朝なんかしらの髪型で布団から出てくるので楽しくて仕方ない。 思わず新コーナー作ってしまいました。また面白いネグセしてきたら載せます。お楽しみに。

2009年9月2日 なおちゃん 来城
彫刻家の なおちゃん が来てくれた。 「エミケン秋祭り!」 に展示する大物作品を先に持って来てくれた。

作品のお題は 「とっとっと」 。可愛いよ。腕力ひとつで丸太を削り出し、こんな可愛い作品を産み出している。 なおちゃん、見た目によらずムキムキです。草食男子や乙男(オトメン。最近知った言葉。絶句、、)は軽くぶっ飛ばされます。

当日は他にも可愛い作品がたくさん並びます。こうご期待!!
「エミケン秋祭り!」詳細は「お知らせ」にて。

2009年9月1日 リュウゾー 初お勤め
今日からリュウゾーの 収容所暮らし が始まった。

1歳3ケ月。タイゾーの時は1歳6ヶ月だったが最初のひと月、泣き暮らしていた。だから慣らし保育、、収容も長引いて、 「なんだか大変だったぁ」という思い出がある。リュウゾーも心配だったが全く問題ないようだ。

収容所につくなり糸の切れた凧のように、パーッと走り出し、先輩の部屋に駆け込んで遊び始めた。とりあえず初日は一時間で お迎えに行ったが、遊びつかれて寝ていた。豪傑ですな。

子供の性格というのは完全に産まれ持った物のようで、タイゾーは早い時期から明らかに繊細で優しい男だった。 それに比べリュウゾーは産まれてしばらくしてからなんとなく「コイツは繊細ではないな」と感じる場面が多かった。 そして徐々に「コイツ相当きかん坊だ」と思うようになった。

今日は初日にもかかわらず、おやつの時間にとっとと自分の分を平らげ、先輩入所者のおやつにまで手を出し先生に止められたそう。 やりますな。これで優しさと人の情けを身につけたらかなりモテるだろうな。ワシらの仕事ですな。



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