文月
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2010年7月31日 ナラ到着
材木屋さんに発注していたナラ材一立米が届いた。いつも遠路ありがとうございます。

木材をトラックから降ろす時になってゲリラ的に雨が降ってきた。濡れねずみになりながら降ろし終えると雨が上がった。なんてこったい。 シャワーってことね。

そのあと猛然と蒸してきた中をエミさんと材料置き場まで運ぶ。置き場は地階。木材を担いでの階段の上り下り。荒行以外の何物でもない。汗と言うかもう既に 塩分は薄い水のような汗が噴出。ここまで激しいとむしろ笑いが出てくる。汗まみれ、木屑まみれになり、いつしか心は完全に 「無」 の境地。 ここに至り疲れも不快もまるで感じず、清浄、静寂、まるで鏡のような湖面を歩くが如し。「いつまでも続けられる」と思った頃全てを運びきる。

ちょっとクセになった。エミさんまたやろう。

2010年7月30日 もうすぐ夏祭り
保育園帰りに登計原へ
暗くなるまで遊んで家路へ着いた
氷川橋の提灯に灯がともる
来週は夏祭り
神輿に花火に山車、夜店
お面つけて綿菓子くって
早く来い来い夏祭り

2010年7月26日 また珍妙な
今度はタイゾーが珍妙な病気になった。 手足口病 だと。

ウイルス性の風邪の一種で5歳くらいまでかかるそう。症状も軽く数日で治ってしまう、名実ともに微笑ましい病気。世の中まだまだ知らないことがたくさんある。 子供が身近にいるといろいろ勉強になるワイ。

2010年7月25日 佐藤塾 入門生
川に河童がいなくなったと憂いていたが、早速弟子が入門してきた。ご近所の マキちゃん 小学校4年生。ひとしきり冷たい川で遊ばせ、徐々に難易度の高い 遊びをさせていく。バレーを習っているだけあり、運動神経は抜群。ワシの出すお題も最初こそおっかなびっくりだが、砂が水を吸い込むごとく修得していく。

そしていよいよ昇級試験の「飛び込み」。マキちゃん少々びびるも、持ち前の負けず嫌いから「やらない」とは言わない。

まずはタイゾー十五級が模範演技。タイゾー、飛び込み岩に着くや「一人でやる!」と。お!こちらも昇級に挑戦か。これができれば十四級だ。 岩場を一人で歩き飛び込み岩へ。これだってなかなか怖い。そして自己との戦いが始まる。ワシは若干離れた場所から見守る。前回とはまた別の恐怖と戦っているよう。 そして飛び込み。お見事!!すかさずワシが飛び込み肩を捕まえ岸まで泳ぐ。流れが速いのでまだ一人では岸に戻って来れない。 この水量で自在に対岸とを行き来出来れば一気に十級にはなれる。

かわいいお姉ちゃんの手前、男を見せたタイゾー。よくやった。男とはそういうものぞ。見栄と名誉を重んじる生き物なのだ。

さて、5歳児に飛び込まれてはまきちゃんも負けるわけにはいかない。飛び込み岩に立ち自己と向き合う。お、あのマキちゃんが思いのほかビビってる。 初めての恐怖と戦っている。人生で一度きりの神聖で崇高な瞬間。大いに楽しんで欲しい。子供達のこんな姿はジジィのなによりの栄養素。 優しく穏やかな気持ちにさせてくれる。

かなりの長考。このままでは試技不能の可能性も。失敗体験も貴重だがそれはもっと大一番でしてもらうとして、ここはなんとか飛んで欲しい。ちょっと手助け。 カウント開始。「5、4、3、2、1、ゴー!!!」 極端な身振りとともに大声でカウントされるとつい飛んでしまうもの。果たしてマキちゃんも見事に飛んだ。 すかさずワシも飛び込み岸まで曳航。タイゾーと同じく十四級。こうなると「男道」という名称は不適格である。本日より 「河童道」 と改名。 二人ともおめでとう。

このところ毎日ある激しい夕立があがり、東の空に虹がかかる。河童復活を祝福するかのように。

2010年7月24日 昇級試験
タイゾーが 「男道の昇級試験」 を受けた。試験科目は「高さ2mの岩からの飛び込み」。これで「十五級」といったところだろうか。

もちろん無理強いはしていない。ワシが何度も楽しそうに飛び込むところを見せ付けていたら、自ら「やる!」と言い出した。作戦成功。

岩の上に立ったらさすがにビビっていた。2mといっても上から見下ろすと結構怖いものなのだ。眺める時間が長引けば長引くほど飛べなくなる。 とっとと飛ぶことがコツなのだが、でも人生初めてのこのドキドキをなるべく長く味わってもらいたい気持ちもある。「恐怖心と向き合う」ことが 今回の試験の大事なところ。タイゾー、大いに向き合ったようだ。

十五級ではワシが肩をつかんでいる。これは恐怖心からの跳躍不足で岩に激突するのを防ぐためで、促すためのものではない。 飽くまで自分の意思で自分から飛ぶことが重要。一分位己と戦ったろうか、そして自ら飛んだ。お見事!父は嬉しい。

上陸後、ヤツの目はいつもの二倍位に見開かれていた。かなり興奮している様子。いい!実にいい!!

本来こういった昇級試験は兄貴や近所の兄貴分がやるもの。だけどどうも川に関しては奥多摩にはそういった存在がいない模様。 青梅の多摩川ではまだ河童のような子供をよく見かけるが。この極上飛び込み岩だって地元の子供が飛び込んでいるのを見たことがない。 文句言ってても仕方ない。地道に育てよう。

2010年7月23日 板接ぎ祭り
お店の床塗りを終わらせたおかげで後顧の憂えなく仕事に専念できる。やってよかった。本能の言うことは聞くもんだね。

しばらくは 「板接ぎ祭り」 です。これで1/4ほどかな。接いで接いで接ぎまくりです。板接ぎが終わり、板の山が出来上がると先が見えてきて 気持ちがだいぶ楽になる。さぁ、頑張れ。

2010年7月21日 お店 お色直し
やはり本能が「今やれ!」と言うのでやってしまった。何度も言うけどそんな事をしている暇は全くない。「図面を描き終ったのだからすぐさま製作開始しろ!」 という声は猛暑のせいか聞こえてこなかった。

昨日今日でやっつけた。室温36℃。暑さとシンナー中毒でかなりコントロール不能なところまでいったが、塗れば塗るほど雰囲気が素晴らしい方向に激変していくのが 嬉しく、気合で乗り切った。

Tシャツは1時間作業すると濡れ雑巾のように絞れる。新しいシャツを着、濡れTを直射日光で乾燥させ一時間作業。すると今着てるのはグショグショ、 先の干しTはカリカリに乾燥。これを再び着て作業。。。の繰り返し。いちいち洗い立て出してたらもったいない。最後には塩で真っ白になるかと思ったが、 汗のかき過ぎで塩っ気が極端に薄くなったのか、そうでもなかった。

実に高級な空間に変身した。これは家具が一段と映えるに違いない。今回も本能のおかげでまた一歩前進できた。こうやって徐々に徐々に尺取虫のように前に進むのだ。 さぁ、明日から脇目も振らずに製作開始だ!本能よ、しばらく静かにしててください。

2010年7月19日 今日も水練
やはり昨晩は暑かった。不本意ながらエアコンつけて寝てしまった。エアコンにも不慣れな身体ゆえ、夜中にだるくて目が覚めた。 昔はこの部屋でエアコンなんかつけなくても(というかなかった)平気で寝ていたのが信じられない。体質ってのは変わるんだね。

さて、朝皆が起きてきたので「今日はなにするべ?」と相談。折角下界に来たのだからアウトレットモールとかショッピングモールに涼みにいくかね?とか 思ったけど、どんどん気温が上昇。10時頃には我慢の限界。「よし!川行こう!!!」。夏は川に限る。

ということで再び相模川へ。思えば中学生の頃も夏は自転車でしょっちゅう川に行ってたっけな。あの頃の川はもっと臭かった気がする。 それでも平気で泳いでた。流れの少し速いところでルームランナーのように何時までも泳いでたっけ。その場遠泳。画期的大発明でもしたように得意気に、 わざわざ国道の橋の下でいつまでも泳いでたっけ。ワシの水練場は葉山の海と相模川だ。

今日はお手軽コースなので、母親に握り飯を作ってもらい、ポットに熱湯を入れ、カップ麺を持って出発。 タープもいらないね、と思ったがエミさん一応持っていこう、と。

道路はすいてて20分ほどで川に到着。川原もそれほど混んでおらず。みんなアウトレットモール行ってるのかな?今の人は川でなんか涼まないのかな? まあでもすいてて良かった。

タープはやっぱり絶対必需でした。炎天下での過酷なタープ張り作業をしてでも日陰を作ることは重要だった。エミさんありがとう。しかし周りには、 日陰なしでBBQをする若人集団、大人団体が多い。これではビールが進むし酔いも回るし、川にも入らざるを得ない。そりゃ溺れもする。見ているうちにも 危ない場面が何度か。

「ひとつの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その影には300のヒヤリハットがある」

ハインリッヒの法則だっけ。こうやってこの連休もいくつかの重大事故が起きるんだろうな、と予感させられてしまった。 せめて我々だけは自己防衛に努めよう、と。

タイゾーの隠し芸には驚いた。 「さくらんぼの種とヘタをつなげたまま果肉を食う」 。ワシには出来ませんでした。

2010年7月18日 相模川にて
今年は梅雨明け以降夏らしい天気が続く。今日も暴力的な日差しが降り注ぐ猛暑日となった。妹一家と両親と相模川某所にてBBQをした。

早朝涼しい奥多摩を出発し川原に着いたのが8時頃。既に日差しが痛い。すぐにでも川に飛び込みたいが、長男としては両親と妹のダンナに快適に今日を 過ごしてもらうべく、会場作りをしなければいけない。長男の嫁も同じく。昨晩からパンだの何だのとたくさん料理を作っていた。 すっかり奥多摩体質になったワシら夫婦にはこの日差しはあまりに酷。作業中の言葉も荒くなる。エミさんありがとね。

どうにかタープを張り、テーブルと椅子を揃え極上宴会場ができた。既に肌が焼けて痛い。先に日焼け止め塗るべきだった。

あとは本能の赴くまま、ビールを流し込み、川につかり、またビールを流し込み、、、。飲んで泳ぐ際は充分気をつけましょう。ライフジャケットも忘れずに! 「怪我と弁当自分持ち!」

相模川中流の水は温かい!いつまでも泳いでいられる。多摩川上流に慣れた身体にはまるで風呂。水量は豊富なので水深は深く遊び甲斐がある。 タイゾーは温かく流れも緩やかで深いこの川を見、感覚的に安心したのかいつもよりも過激に遊んでいた。なるほど、たまにこういう場所で ステップアップさせるのがいいのだな。

16時過ぎまで遊んだ。じつに楽しかった。この時間でもまだまだうだるほど暑い。今晩は実家泊だが果たして寝れるのだろうか?

2010年7月17日 図面週間
この一週間ずーっと机に向かっていた。だいぶ熟成させてしまったがいよいよ手を着けなければいけない仕事にとりかかった。図面にしてA3用紙で20枚ほど。 なかなかのボリューム。頑張った。これがあったから先に <開脚食卓> やりたくなっちゃったんだな。

図面作業自体は大好きなのだが、この暑い時期にはきつい。集中力が続かず、休憩が多くなる。すーぐ違うことしたくなる。今やりたいのは  「お店のお色直し」 。あーやりたい。いつもやりたい事があるというのはいいことだ。

連休前になんとか図面完了。この休みは子供と大いに遊ぼう!

2010年7月16日 タイゾー式
何をしているところかと言うと、テレビを観ているところ。我家は居間とは別の部屋にテレビがある。我家では「ながら観」は許さない。 テレビを観たい者はちゃんと集中して観るべし。

子供たちのテレビ観賞中の姿をたまに覗きにいくと、いつも不思議な格好で観ている。二人で折り重なって観ていることもある。いつもまぁ面白い。 今回はなんだろうね。ヨガかね?

2010年7月15日 新作
新たな定番商品を開発してみた。実はそんなことをしている暇は全くないのだが、本能が「今やれ!」と言うので仕方がない。忙しい時ほどこういう事がよくある。

<開脚食卓>
外形寸法:1800mm×850mm×720mm
材料:ナラ

詳細はいずれ 「ケン部門」「定番商品」 に載せます。

2010年7月13日 リュウゾー とびひ
とびひ ってやつになりました。子供はいろんなことになるわい。最初はちっぽけな虫刺され位だったのだが。「広がるから掻かない!」 って言ったって2歳児はおかまいなくボリボリむしる。とうとう全身に「とびひ」してこの有様。ほんとバカだね。仕方ないから記念撮影だ。

まあいろいろやってくれよ。タイゾーが実に賢く見えるわい。

2010年7月10日 イワオ家ご来城
生憎の雨模様だったけど、たっぷり川で遊べたな。小6ともなるといい遊び相手になるわい。囲碁も出来るし。実に楽しかったぞい。しかしもっと囲碁したかったな。 ワシが「20世紀少年」全巻置いといたのがいけなかったな。次はもちっと囲碁しよう。

2010年7月8日 地産地消
ご近所 菜屋さん から届いた。ズッキーニ、インゲンは天ぷらにして蕎麦と一緒に食す。 夏はこれに限りますな。新鮮タマゴは迷わずタマゴかけご飯。豊か豊か。

地のものを旬に味わうというだけで得られるこの満足感。なんだろか?ひと昔前には当たり前と言うか、それしか選択肢がなかったが、 団地世代の我々にはそんな経験はない。異郷から運ばれた季節外れのものを当たり前に食っていた。それに飽きてしまったんだろうな。

身の周りの物もそうだ。昔は裏山で採れた木材で近所の大工が作った家に住み、近所の職人が作った道具を使い、近所で作られた醤油を使い、、、、 今は知らぬ場所で知らぬ人により大量生産された物を当たり前に使う。こんなことにも飽き飽きしてしまった我々世代。 だから高価でも作り手の分かる、手作り品が見直されているのだろう。おかげでワシも商売を続けられる。

間違いなくこの先日本はそういう時代になっていく。真剣にモノを作っている人たち。がんばって続けていきましょう。

2010年7月4日 画伯新作
先生。また素晴らしい作品ができましたな。なんと斬新な手法でございましょう。その娘はなにゆえ泣いておるのでしょうか?哀惜と郷愁の中にも明るさ、 強さがにじむみごとな人物描写です。お見事!!

2010年7月3日 リサさんご来城
「エミケン祭り!」でいつもお世話になっている リサさん が遊びに来てくれました。

いつも素敵な手土産ありがとう。毎回とっても楽しみにしております。(催促でない)  ワシらの世代には 「ナボナ」 で親しまれている チーズブッセも持ってきてくれました。もちろんお手製。懐かしい味だね。久しぶりに食べました。ナボナよりチーズの味と塩味が利いてて美味いかも。 ナボナを久しく食ってないから忘れてしまったけど。こんなのも作れちゃうんだね。 「リサさんはお菓子屋さんのホームラン王だ!」

試作品のカレー味ビスコッティにもやられました。ビールのおつまみに最高。以前食べたレーズンサンドといい、憎いところ突いてくるんだよね。 どれもワシ好み。こんなお菓子屋さんが近所にあったらなぁ。

アウトドアにも連れ出していいということで今度キャンプお誘いします。野外お菓子作りしましょう。ご来城ありがとう!



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